鹿児島の郵便局

2008年5月 6日 (火)

旅の最後に

 船が串木野新港に着くと、昨日乗った路線の串木野駅行きと、もう一路線川内行きの小型バスが止まっていた。後者の方のバスを選んで川内に出る。薩摩川内市甑島地区の住民が市の中心部に出る足を確保する為のこの路線バスは、薩摩川内市の委託を受けて運行している。その為に運行形態に特徴が有り、他の行政区域に当たるいちき串木野市内は国道をノンストップで走り、薩摩市内に入ると、住民が多い旧国道に入り、こまめにバス亭に停まっていく。港から乗った客は10人前後だったのが、市内で停まるたびに乗客が増え、中心部に差し掛かる頃には20人位の客に成った。

 そして、20分ちょっとで川内市の中心部山形屋前に到着し、410円を払ってバスを降りると、ちょうど道路の反対側から空港行きのバスが出るところ。僅かな差で間に合わなかった。 空港行きの次のバスまで1時間。シャッター通り商店街と成ってしまった国道3号線沿いのアーケードをぶらついた。最初は時間潰しにと思って歩いて行ったが、歩き始めるとなかなかの良い雰囲気。ノスタルジックな山形屋。東京もんには何を言っているか理解不能な鹿児島弁が飛び交う角の八百屋。おいしい匂いが漂うしんこだんごの店。1時間はあっという間に過ぎ、気が付くと土産にあくまきと、地元特産の柑橘系のポメロを買っていた。しかし、どちらも重たく背中のリックがずっしりと・・。

 そして、バスで空港に出て、JAL利用で帰ってきた。

 これで、鹿児島県内の郵便局が有る20島の離島のうち、14島を完局し残り6島に成った。これまで難易度の高い1日1往復の口永良部島や、加計呂麻島の先の与路島・請島の島々も含めて廻ってきたが、残っているのが、その上を行く週2便の泣く子も黙る三島村とトカラ列島だ。行くと成ると最低3~4日かかるだけに、社会人を辞めて趣味で生きるかを選択させるような島々だけに行けるかどうか・・。でも何時の日か行きたいな・・・。

 そして、最後にこの駄文を読んで頂いた多くの方々に感謝申し上げます。2週間位で書くつもりでいたのですが、あれも書いておこう、これも触れておかなくちゃと書いていくうちに1ヶ月近い分量に成ってしまいました。そして、なによりも驚いたのがこの間のアクセス数の多さで、1ヶ月間で1日平均40以上、1ヶ月で1300以上を超えるアクセスを頂いた事でした。マイナーな趣味で、話題もローカル的な事が多かったのにこんなに多くの方に見ていただき有難うございます。本当に感謝。これからも色々と書いていきたいと思いますので、お付き合いの程よろしくお願いします。

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2008年5月 5日 (月)

サスペンス小説のようなニューこしき

 翌朝(3日目)は、頭上を走る救急車のサイレンで目が覚めた。時計を見ると5時だ。今日も早い。「さ~あ今日の天気は・・・」と思い窓を開けると、さすがにまだ暗く星が出ていた。辺りを見渡すと、山の上の方の木立の間から赤色灯が見え隠れしながら山を下っている様子が判る。

 そして6時に朝食を取り山越えで長浜港に向かう。港には、7時少し前に着いたのが、もうすでに乗船客で賑わっていた。なぜこんな早朝の便を選んだかと言えば、上甑島にレンタカーを返すためためだ。下甑島から本土に向かう便は、高速船、フェリー合わせて1日4便有るのだが、下甑から上甑を経由して本土の串木野に向かうフエリーは、この便だけだ。

 話は飛ぶが下甑島には乗用車のレンタカーは無いらしい。 そこで持ち込む事に成る。本土から持ち込んでも良いのだが、航送料が片道8040円もする。高~い!そこで今回は上甑の里港でレンタカーを借りて、上甑の局と観光を楽しんだ後、午後の下甑に向かうフェリーに積み込ん下甑の局を廻った。 問題はどう車を返すかだった。勿論、このフェリーで里港まで行って返すが一般的だが、そうすると、里港の停泊時間10分。いくらレンタカーの営業所が港の目の前だと言っても、車を返して、それに伴う手続きをして、さらに乗船券を買って、乗船名簿を記入してとなると、とても10分じゃ足らない。じゃ次の船に乗るとすると、午後の便に成ってしまい、串木野に着くのが16時代だ。そうなると東京に今日中に着くか妖しく成ってくる。

 そこで時刻表を眺めて頭を捻ってみると、ひとつに妙案が思いついた。このフェリーは、上甑島の二つの港に寄港する。中甑港が8時30分着で40分発、里港が9時15分着で25分発。うん、これだと思った。つまり中甑港で下船し、レンタカーで島を横断し、反対側の里港でレンタカーを返車し、再び乗ってきたフェリーに、今度は車無しで乗り込む。

 同じ便の船を途中で降りて、その先にもう一度乗る。なんかサスペンス小説みたいでしょ。でも、穏やかで自然豊かな島で、くれぐれも物騒な事は、考えないで下さいネ。

203_221 さっき乗っていた船が・・ 里港にて

中甑港で下船後、陸路で先回りしてガソリンを入れて、レンタカー返車をして、切符を買って、お土産をのぞいて、トイレに行って・・ それでも時間は余った。

しかし、その間に舩内は満席状態に。今朝早かっただけに、もう一眠り思ったが、場所を確保するのが大変だった。

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2008年5月 4日 (日)

だいやめ

 滝を見学後、さっきと同じ道ではつまらいので、林道経由で片野浦から瀬々野浦に向かった。そして瀬々野浦のナポレオン岩を前の平展望台で鑑賞しょうと、車から降りると、飼い犬が寄って来た。元気良く飛び掛ろうとするのでオッと・・。そしてナポレオンを眺めて宿に着くと、先ほどの犬が・・。

そして、部屋に通されて一通りの説明の後、「さっき、どっかの道路を掘り返した時に、水道管に穴を開けてしまったらしく、今断水中・・」との事。更に「最近こんな事が多くてね・・」と半分ボヤキながら、風呂の水が出ない事の説明が有った。暫く見るでも無しにテレビを付けて、ボ~トとして居ると、6時過ぎに、集落のスピカーから山にこだまさせながら大音量で、水道が復旧したとの放送が入った。ヤレヤレ風呂に入るかと、立ち上がり風呂に軽く浸かり食堂に。

一昨年沖縄県の伊江島に行った時は朝から停電だったし、この手の話は、離島に行けばそこかしこに有る話しだと思う。長閑で笑えるエピソードだ。

203_213 だいやめ

だいやめとは、鹿児島弁で晩酌のこと。語源はだるいのを止めるから来ているそうだ。

モンゴイカのフライ、飛魚の焼き魚、地元で取れたアジの刺身と、まさに土地の品々がお膳をにぎあわせてくれて大満足のだいやめだった。

203_214

203_205 ひょっこり顔を出すナポレオン岩

しんきろうの丘から瀬々野浦の集落に下りる途中に撮った写真。下に広がる集落が瀬々野浦の集落。

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2008年5月 3日 (土)

瀬尾の観音三滝

 下甑、いや甑島列島の局巡りは無事終了した。今晩の宿は西山局の有る瀬々野浦集落の民宿に取ってある。直行しても良いのだが、下甑は郵便局優先で廻った為にまだどこも観光してない。よさげな場所はないかなと、薩摩川内市が出している甑島のパンフレットを広げると、瀬尾の観音三滝が目に止まった。

 局を出て、取り合えず手打湾と反対側の海に有る手内港を眺め、再び武家屋敷通りを車で抜けて、滝に向かった。

203_198 瀬尾の観音三滝みっけ!

車を滝の入り口の駐車場に止め、川沿いの遊歩道を歩いて行くと、程なく滝が現れた。

203_201 写真に納まらない!!

いゃ、実に見事の滝だった。字のごとく三段に分かれており、高さは55メートルにも成ると言うから驚きだ。

色々なアングルで試したが、滝が立派過ぎて収まらなかった。

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2008年5月 2日 (金)

手打郵便局

九州本土を望む県道は、青瀬の集落を出ると再び峠越えの道に成った。峠を下って行くと、枝道が幾重にも分かれており、目指す手打の集落に進み道を確認しながら車を進めていった。そして、甑島列島最後の局と成る手打局に15時45分に到着。甑島列島は、午前中に上甑を廻り、午後の船で下甑に渡り、道に迷わず、局で時間が掛からなければ(私の場合は貯金のみ)、1日で総ての局を廻る事は可能だ。

203_186 手打局

甑島最南端に有る手打局は、武家屋敷通りに面していた。

203_196 武家屋敷通り

今朝見た上甑の里集落と比べると、こちらの方が(整備)手を加えられている感じがした。

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2008年5月 1日 (木)

青瀬郵便局

 長浜局から青瀬局間は、比較的平坦な道でさほど時間がかからずに到着。下甑島の局の位置の特徴は、どの局も大通りに面しておらず集落中に有る事だ。そしてこの局も。局の場所は、集落を通り過ぎる感じで海沿いの県道を進み、歯科診療所の角から集落に向かって戻るように斜めに入っていった先の左側にあった。

203_183 青瀬局

甑島は台風銀座だけ有って、高い建物が少なく、民家はもとより局舎も平屋が多い。(2階が有る郵便局は中甑島の平良局だけ)

ハレーション気味の写真ですいません。

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2008年4月30日 (水)

長浜局

 下甑島唯一の西側に位置する西山局を後にして、つづらおりの峠越えの山道を再び通り、島の中心部に位置する長浜集落に向かった。そしてわけなく局の近くまで行く事が出来た。更に局に向かう川沿いの道を進もうと曲がろうとしたが・・。道が・・狭すぎる。仕方ない。歩いて行こうと橋のたもとに車を止め徒歩で局に向かった。 この局は以前は集配局だったので、集配車はどうでぃてんだろう?不思議だ。

203_179 長浜局

集落の中心部に位置し、他の行政機関もそばに立っていた。しかし車が入れないと不便だろうなと思った。

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2008年4月29日 (火)

西山郵便局

 鹿島局から、約40分で西山局が有る瀬々野浦集落に入った。さぁ~今回一番場所が判りにくい局にいよいよ向かう、スムーズに行けるか、窓口扱い終了まで1時間半、この局含めて残り4局。迷っている時間は無い。緊張が走る。

 まずは、今朝ほど甑島館で、コピーさせてもらった地図を広げて現在地を確認。次に局の入り口の目印に成る、この集落では目立つ川沿いに立つ4階建ての集合住宅を見つけ左折。集落内を進み、ゆるやかな坂道を登り左手から細い道が合流する逆Yの字交差点で、車を止めて、戻るように合流して来た道を進むと右手に局舎発見。スムーズに見つけられ安堵。

203_177 西山局

この局は、郵便局のホームページはもとより、インターネット、分県の地図と色々と当たったが、確実な場所は掴めないまま東京を出発し、甑島に渡った今朝やっと住宅明細地図で場所が判明した局だった。

少し、写真が斜めに成ってしまったな~。

203_207 今後の参考に・・・

長浜集落から行くと、瀬々野浦に下っていく途中ナポレオン岩の展望台が有ります。そこで一旦車を降りて、岩を眺めた後に集落を見下ろして下さい。そうすると左の写真のような光景が広がります。その中目立つ赤色の屋根が郵便局です。そこで道順に立つ建物の特徴をメモしておけば間違い無くスムーズに行けます。

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2008年4月28日 (月)

下甑の道

 鹿島局を後にして、次は長浜の集落をかすめながら、島の西側に有る西山局を目指した。このルートで心配していたのが、鹿島局が有る蘭牟田集落から長浜に抜ける道だった。今回持ってきた平成12年発行の昭文社の県別マップルだと、途中で道が途切れている。しかし、島内のバス時刻表を見ると、両集落を結ぶ路線は存在していた。そこで、出発前に東京で出した結論として、道は存在するが乗用車どうしのすれ違いにも苦労する林道に毛が生えた程度の道だろうと想像していた。

 しかし、実際走ってみると近年整備された感じがする、上下各1車線の道幅の充分有る走り安い道だった。しかし不思議な事に、この道が整備される前に使われていた旧道は途中までしか存在しないのだ。そして長浜から南側は林道を含め道が発達しているが、北部側にはこの道しか存在しない。謎だ。

 帰って、もう一度下甑島の道路状況を、インターネットで調べて見ると、この道はなんと昭和59年に開通との事。それまでは同じ島内で有りながら、蘭牟田から長浜間は道が無く、海路でしか行き来が出来なかったそうだ。

 つまり、この甑島は、ここ20数年で、高速船の就航、上記道路の開通、上甑島から下甑島間の架橋、フェリーの通年2往復化と、格段の交通の発展が有った。更に2017年には、中敷島から下甑島に橋が架かり、甑島は1本の道で繋がると言う。驚きだ。

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2008年4月27日 (日)

鹿島郵便局

 下甑島の中甑港を出たフェリーは、下甑島から中甑島に沿いながら、乗船時間30分で下甑島の鹿島港に到着。

 この局は集落内に有って分かり難かった。そして、道幅が狭そうで車で局まで入れるか不安も有った。船を降りて、事前の下調べ通りに、港沿いの道をしばらく車を走らせ、集落から来た道と合流した先を右折し、入り組んだ路地と少し狭い道幅に不安を感じながらも車を進め、旧鹿島村役場の角を曲がった先の右手に局を見つけ、車から降りる事無く局にたどり着く事が出来た。

203_176 鹿島局

イメージ的には、港から眺めて集落が有って、その集落の終った奥の空き地に局や川内市役所支所が有る。

奥に見える白い建物が鹿島小学校で、局を探すのに目印に成った。

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